米国の数学月間MSAM

投稿日時: 2019/06/15 tanik

1968年にレーガン宣言で始まった米国の数学月間MAMは,2017年から統計学が加わりMSAM(Mathematics and Statistics Awareness Month「数学と統計の意識向上月間」)になりました.数理科学と統計学が,インターネットセキュリティ,持続可能性,病気,気候変動,ビッグ・データなどの現実の多くの問題で重要な役割を果たしており,医学,製造,エネルギー,バイオテクノロジー,ビジネスなどの分野で応用発展がみられます.統計学が加わったのにはこのような背景があります.2016年まで毎年決めていた数学月間の統一テーマはなくなりました. 

米国の数学月間MSAMは,AMS(American Mathematical Society), ASA(American Statistical Association), MAA(Mathematical Association of America), SIAM(Society for Industrial and Applied Mathematics)が協力したJPBM(Joint Policy Board for Mathematics)により運営されます.毎年4月に開催され,全国の大学,高校,研究所,数学クラブ,学生グループ,関連団体は, MSAMの活動を主催するよう求められています.

MSAMの活動形態は,ワークショップ,競技会,展示会,フェスティバル,講演会,シンポジウム,オープンハウス,数学の美術展,数学詩の朗読など多岐にわたります.

過去のテーマの資料や,毎年開発される教材資料は,JPBMウェブサイトで共有され,数学月間の運営に使われます.